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vol.165:株式会社 亀の子束子西尾商店(1)〜亀の子束子の歴史〜 2016.10.12

皆さんのお家にあるたわし。そのほとんどが、亀の子束子ではないでしょうか。
実は亀の子束子が登録商標だということ、ご存知でしたか?
今回は亀の子束子を発明し、現在もたわしメーカーのリーディングカンパニーである株式会社亀の子束子西尾商店さんに伺いました。
創業のきっかけや歴史、商品へのこだわりなどのお話を伺ったほか、
「たわし作り体験」もしてきました!

今回お話を伺ったのは、
株式会社 亀の子束子西尾商店
広報部 石井さん、マーケティング部 鈴木さんです。

明治40年に初代社長 西尾正左衛門さんが亀の子束子を発明されたんですよね。
そのきっかけを教えてください。

家業の棕櫚(シュロ)縄業を継いだ初代社長 西尾正左衛門は、棕櫚製の靴拭きマットを開発しました。
はじめは好評を得ていたのですが、棕櫚は柔らかいので使っているうちに繊維がねてきて本来の機能が低下し、靴拭きマットは在庫の山になってしまったそうです。
そのマットに使用していた棕櫚の棒を、西尾正左衛門の奥さまが手で2つに折り曲げて丸め、障子の桟を洗っていたところを見て、新たな洗浄具として「たわし」を思いついたそうです。
女性の手に握りやすいよう、当初は本当に西尾正左衛門の奥さまの手のひらの大きさを参考に、現在の1号サイズが決まったんですよ。

棕櫚縄業というのは、どのような生業なのでしょうか。

竹垣を結ぶものとして活用されている縄と言うと、想像しやすいかと思います。
棕櫚は日本国内に生息する椰子の一種です。その棕櫚の木から採取した皮を煮て木槌で叩いて繊維を取り出し、それを縄状に加工したものを棕櫚縄と言います。
棕櫚の木は現在では小学校などでよく見かけますが、弊社の店舗横や敷地内にもあるんですよ。
たわしの材料については、現在では生産性の高さから椰子の実の繊維を採用しています。
椰子の実は、年3回の収穫で100個位とれるからです。


こちらの本社も、とても歴史ある雰囲気が漂っていますが、奥には工場もあるのですね。
主に工場ではどのような作業をされているのですか?

本社の奥にある滝野川工場では、主に商品の検品・梱包を行っています。
出来上がったたわしは、20項目以上の検査基準を満たしているかどうか、ひとつひとつをチェックします。検査をクリアした商品が、またひとつひとつ手で梱包されてお客様のお手元に届くのです。和歌山県で棕櫚製品がよく作られていたという土地柄もあり、棕櫚たわしは和歌山工場で生産しています。

検査項目が20以上もあるのですね!それをひとつひとつチェックされるなんて、地道な作業ですね。
本社では工場見学も実施されているのですか?

はい。検査項目は主に寸法・重量をはじめ繊維の密度が均一か等々です。
工場見学は、本社近くの小学校の社会科見学なども含め、夏休みにはお子様のたわし作り体験などを実施しています。
毎回盛況なんですよ。たくさんの人に、「たわし」に触れる機会を作りたいと思っています。

ひとつひとつ丁寧に手作りされたたわしを、さらにひとつひとつ人間の目で見て検品するなんて「亀の子は他店の三倍もつ」と称される所以ですね。
一貫した高品質へのこだわりと、商品作りの丁寧さを感じます。
次回はそんな亀の子束子のこだわりをご紹介します。

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