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vol.164:サラヤ株式会社(4)〜アラウ.ベビー、ハッピーエレファント〜 2016.05.15

赤ちゃんブランド「アラウ.ベビー」について教えてください。

「アラウ.ベビー」は、石油系合成界面活性剤はもちろん、香料や着色料、保存料などの合成添加物を使用せず、植物性原料と天然ハーブのエキスとオイルのチカラを活かす赤ちゃんのための無添加ブランドです。
先にお話したように、サラヤは洗剤と石鹸の両方を作っている会社ですが、小売りの中に柱となる石鹸ブランドを持っていませんでした。そこで、新たに作ったのがこの商品になります。
企業や公共衛生用の液体石鹸では先駆けですが、小売りの石鹸分野では後発となります。石鹸市場自体、それほど大きな市場ではないのですが、石鹸ユーザーはたいてい強いお気に入りの石鹸ブランドがあります。そのため、なかなか新しい顧客を獲得することは難しい市場なんです。

どのようにして人気商品になったのでしょうか。

サラヤが開発してきた商品には、他にはない安全性の高さがあります。
そこで、この確かな安全性を評価してくれる人に知ってもらえれば良いと考えました。それは赤ちゃんを持つ母親です。子供が生まれると母親は自分が使っているものを「本当に安全か?」「どれを使ったら良いの?」と疑問を抱きます。そこで、子供を持つ母親に知ってもらい、興味を持って頂けるようパッケージはピンクにしました。
正直なところ、「アラウ.ベビー」は石鹸なのか洗剤なのかわからなくても、「何だかわからないけれど良い」、「使ってみたい」と思ってもらえるよう心掛けました。一度使って頂けると良さを実感してもらえ、母親同士の強い口コミネットワークのおかげもありまして、人気商品となることができました。

口コミで広がった人気商品なんですね。
次に、ハッピーエレファントについて教えてください。
こちらはアラウシリーズとはどのような違いがあるのでしょうか。

「ハッピーエレファント」という、海外展開を見据えて開発されたブランドで、先ほどのアラウシリーズとは違い、少しお洒落な雰囲気にしています。
普段使用するものに「安全・安心」を求める嗜好性は国が変わっても同じです。ハッピーエレファントには、バイオサーファクタントの一種である「ソホロリピッド(SOFORO)」という最先端の技術を使っています。耳慣れないと思いますが、植物油と糖を栄養にして、天然酵母が発酵することで生み出す「天然洗浄剤」のことです。

初めて聞く技術です。

難しい名前ですが、生き物が作り出す天然の界面活性剤です。人間の肌と同じ構成成分なので安全性が高く化粧品原料として登録されています。洗浄力とすすぎ性にも優れていて、もちろん環境にもやさしい成分です。 石鹸でも洗剤でもない、第3の洗剤と言われ、1970年代から注目されていましたが、製造方法が確立されておらず、長い間、幻の洗浄剤だったのです。
サラヤでは石鹸も洗剤も両方作っていましたので、この第3の洗剤の実用化を目指さない手はないと、長年研究を続けてきた結果、13年前に世界で初めて実用化に成功しました。もちろん良いことばかりではなく、生産量が少ないため、値段が高いという点は課題と言えます。

こちらも世界初の技術なんですね。どうしてこれほど先行投資が出来るのでしょうか。

これまでお話したとおり、「知る人ぞ知る」商品の多い会社ですが、安定した良いお客様が支えてくれています。その期待に応えるためには、研究開発への先行投資を惜しみません。 ラカントの研究者は応用生物学で大学に行き直しましたし、バイオサーファクタントの研究も芽が出るまでずっとサポートしてきました。
これは、創業者の理念に基づいた、「清流の経営」の姿勢です。日本の清流は谷の隙間をぬって澄んだ流れです。欧米のように勢いを持って濁流のごとく突き進むのではなく、大手が目をつけていないところを、信念を曲げず濁らず進んでいくことを心掛けています。

ありがとうございました。「清流の経営」、とても素敵な言葉ですね。
最終回はサラヤさんが行われている社会貢献活動など先進的な取組みを紹介します。

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