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vol.160:阪急電鉄株式会社(1)〜関西の鉄道事業者として初めてアフタースクール Kippo を開業 2015.06.12

4月から新しい学年がスタートしました。
ピカピカの大きなランドセルを背負って、張り切って登校する小学1年生がほほえましく見えます。
小学生の放課後の過ごし方に「学童保育」がありますが、聞いたことはありますか?
(「学童保育」とは主に日中保護者が家庭にいない小学生児童(=学童)に対して、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を与えて、児童の健全な育成を図る保育事業の通称です)

今回、「末永く住み続けたい」と思ってもらえる沿線・まちづくりに取り組むため、2015年4月、阪急豊中駅にアフタースクール(民間学童保育)を開業された阪急電鉄株式会社さんにお話を伺いました。
阪急電鉄さんはこの事業を起点に、子育て世帯の方々を支えるサービスを充実させて、「子育てしやすい沿線」を目指しています。

今回お話を聞かせていただいたのは、
阪急電鉄株式会社
経営企画部 課長 松本さん(左)、
経営企画部 竹之内さん[アフタースクールKippo豊中店 店舗責任者](右)です。

まずは関西の鉄道事業者として初めて学童保育事業に参入されたきっかけを教えてください。

【松本】 最近では塾やスポーツクラブなどが、民間の学童保育を運営し始めています。
阪急電鉄では「末永く住み続けたいと思ってもらえる」沿線を目指して何ができるかを考えるチームが3年前に発足しました。まずはテーマ設定から始まり、いろいろな議論がされました。
その中で次世代育成ということが重要なテーマであり、特に「小1の壁」は地域においてもこれから課題になってくるだろうと考え、民間学童に取り組もうということになりました。

※小1の壁とは…子どもが小学校に入学した途端、放課後の預け先に悩み、働き続けることが難しくなること

ちょうどその頃、私自身も小2と小4の子どもがいまして、「小1の壁」を乗り越えた頃でしたので、自分にも何かできないかなと思っていた所でした。竹之内もちょうど育児休職から復帰したところでした。「共働き世帯が増えており、その人達向けのサービスやライフスタイルを支える仕組みとして、何かやれることがあるのではないか」と2人でよく話をして、自分達の実感値から民間学童を社内に向けて提案しました。

すぐに事業にするのは難しかったのではないですか?事業化にむけて、ご苦労はありましたか?

【松本】2人で2013年から企画書を書き始め、なぜ学童保育が必要かというコンセプトから、打ち合わせを始めました。
当社は昔からライフスタイルをつくるという理念がありましたので、「住みたいと思ってもらえる」沿線にしていくために着手していくべきではないかと社内で提案をしていきました。そして、途中から保育事業を研究していた男性の課長が加わり、事業計画や実行計画などを考えていきました。でも正直、本当に民間学童が実現できると思っていなかったんです(笑)。
私が難しいと感じたのは、自分が当事者なので、「自分だけが必要だと思っているのではないか?」と思われるときに説得が難しいと思いました。もうひとつは、3年前には「学童保育」という言葉が新聞にすらほとんど出てこない時代でした。社内でも認知が低く、「保育園と学童保育とはどう違うのか」「親は本当に困っているのか?」など問われることがありました。ですから、定量的にデータを集め、説得していく必要がありました。

どのように学童保育が必要という裏づけになるデータを集めたのですか?

【松本】阪急阪神沿線にお住まいのお母さんを対象にしたインターネットでのアンケート調査や生の声を集めるワークショップを行いました。仮説として「低学年のうちは、いろんな体験や経験をすることが大事ではないか」「勉強ばかりではなく、また何かに特化した学童保育ではなく、色んな体験や経験ができる学童保育もいいのでは」と考えていたのですが、データを集めることでお母さんたちのニーズにあっていることを検証できたので良かったと思います。

Kippoの学童保育は、「いろんな体験や経験ができる」というのが魅力なんですね?

体験プログラムの様子
【松本】はい。働くお母さんの声を聞いていると、「社会性」や「多様性」がキーワードで出てきます。将来、組織の中で働くには対人関係が大切で、社会でたくましく生きていって欲しいと多く聞きます。そのためには、視野を広げ、いろんな経験をすることが大切になります。最近のお母さんには、子どもにはいろんなことをさせたいという人も多いです。Kippoの体験プログラムとして、「阪急の駅長さんに会ってお仕事の話を聞く」や「大阪大学の大学院生と科学実験をする」などがあります。阪急沿線で活躍している方に実際にお話をしてもらうんです。駅長さんがやって来て、お話ができたら子ども達は何を感じるのか、また、白衣姿のお兄さんを見たら子ども達はどう思うか、「かっこいい!科学って面白そう!」と思ってくれるのか、子どもの反応や声を聞いていきたいと思っています。

筆者も保育園の年長の息子がおり、最近「小1の壁」に不安を感じているところです。
Kippoのような学童保育が身近にあるととても嬉しいなと思います。
次回は、Kippoの特徴や魅力について詳しくお聞きしたいと思います。

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