個性豊かな3人のイラストレーターが
交代で『モノのある生活』を楽しく描くイラストエッセイ。
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2016.6.13 愛犬のブラッシング作戦【影山直美】

テツ(柴犬、オス、10歳)は
ブラッシングや足拭きなどが苦手。
手で撫でられるのはOKなのに
異物≠ェ体に触れるのがいやなんです。
それで、テツが若い頃に
当時のしつけの先生に相談して
無理にはやらないということになったのでした。
ところがこの春、新たな展開が。
ブラシが体に触れてもOKになったのです。
今回はそのエピソードを書きます。

私はずっと、テツを撫でながら
わりと本気で思っていました。
「今、この手がシャキーンってブラシになったらいいのに!」と。
それで、いつかそっとブラシにすり替えてみようと
思い立ったのです。

「手の感触に近いブラシならバレないんじゃないか……?」
そう思った私はシリコンブラシを購入しました。
今まで、ウチの犬には合わないと思っていたシリコンやゴム製のブラシ。
先代犬のゴンがいた頃に使ったことがありますが
あまり効果がなかったのです。
でもブラシ嫌いの犬を慣れさせるには、ちょうどいいかも。

さっそく購入。
でもすぐには使いません。
まずはブラシの存在を認めさせることから。
野生動物を餌付けする時のような気持ちで、
とにかく粘り強くやります。

3カ月ほど経ったある日、
チャンスが巡ってきました。
じゅうたん掃除をしていた私に、テツが寄り添ってきたのです。
テツを撫でながらそ〜っとブラシを持って
手の代わりにブラシで撫でてみました。
テツは全然嫌がりませんでした。

ブラシだとわからなかったのではなくて、
気にならなかったのでしょう。
よほど気持ちよかったのか、
なんとしばらくしたら眠ってしまったのです。
ば、ばんざい!
「みんな見てーっ。私、テツをブラッシングしてるの!」
心の中で叫びました。

その後、シリコンブラシから猫用の柔らかいスリッカーブラシに交代。
夢のようでした。
ところがある日、焦った私は
コームをちらつかせてしまいました。
だってコームの方が早いんだもの。

キラリと光った金属をテツは見逃しませんでした。
それから5日ほど、サロンに寄りつかなくなってしまったのです。
がっかり。

もう当分、コームは出しません。
また昔に逆戻りは困りますからね。
ゆっくりやります。


執筆者紹介:影山直美

柏木きなこ

誕生日:7.13

現住所:神奈川県

ひとこと:
(主な仕事)雑誌やパンフレット・広告のイラストなど。イラストエッセイ。
雑誌『Shi-Ba』(辰巳出版)にて4コマまんがとエッセイ連載中。雑誌『いぬのきもち』(ベネッセコーポレーション)にてイラストエッセイ連載中。
「柴犬さんのツボ」LINEスタンプ
 Vol.3「おじさま&おくさま編」が発売されました

https://store.line.me/stickershop/product/1280082/ja

最新刊『柴犬さんのツボ 犬は家宝』(辰巳出版)
2016年3月28日発売

日本犬専門誌『Shi-Ba』(辰巳出版)に連載の
イラストエッセイや川柳、4コマ漫画に描きおろしを加えた
柴犬三昧の1冊。
愛犬ゴン(享年16歳)の闘病生活中の工夫やエピソードも。

最新刊『柴犬ゴンのへなちょこ日記 新装版』(KADOKAWA)
2016年4月21日発売

絶版になった文庫版『柴犬ゴンのへなちょこ日記』が
大きなサイズで復刊。
文庫版では1色になっていた巻頭のイラストも
カラーに戻りました。
描きおろしも加わって、
より充実した1冊になっています。

(2016.05更新)

URL: [海辺のアトリエKotori]
http://www.geocities.jp/atelierkotori/

次回予告→【柏木きなこ】5月23日(月)の更新です。お楽しみに! 柏木きなこ

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